なぜこの店の天ぷらは真っ黄色なのか？ ＠はなや食堂
はなや食堂
「さぬきうどん全店制覇攻略本」によればその創業は、明治中期に遡るとのこと。
それが、はなや食堂さんです。
外観は、老舗の和菓子店のようなイメージ。
のれんをくぐって入ると、横にひろい店内には、テーブルとカウンター席があります。
店員さんは全員ご高齢の女性、働き始めて何年になるのでしょうか？
一般店になるので、着席して注文します。
メニューは壁に貼ってあります。
暑かったので、冷たいかけうどん小２００にしました。
いわゆる冷かけというやつです。
こちらのお店、天ぷらもありますが、これはセルフでとるようになっています。
そしてこの店の大きな特徴でもあるのがこの天ぷらの色、なんと真っ黄色なのです。
なんでもこの天ぷらには、色粉であえて色をつけているとのこと。
昔は、天ぷらの衣に緑や赤の色をつけることもあり、そのなごりのようです。
名物は手長タコの天ぷらなのですが、時間が遅かったのか、ありませんでした。
そのため、小エビののったかき揚げをピックアップ。１００円。
すぐに冷かけが提供されます。
具材としてかまぼこ、アゲ、ネギがのっています。
２００円のかけうどんなのに、かまぼこと、アゲものっているのがうれしいところです。
麺は手打ち、手切りであることがわかる麺。
あまり伸びのない田舎麺ですが、硬すぎず丁度いいコシ。
噛むと麺の旨味が広がります。
ダシも、インパクトがあるわけではないのですが、塩加減がちょうどよく、しみじみ美味しい味です。
この麺にこのダシ、なぜこのお店が長く愛されているのかがわかるような気がします。
さて、インパクトのある黄色い天ぷら。
さつまいもを細く切った上に、小エビがのっています。
黄色い見た目から、カレー味なのかな？と一瞬感じますが、カレーの味は全然ありません。
サクサクしたさつまいもと、上にのったエビの香ばしさが、とてもいい具合です。
サクサク感を楽しんだら、ダシに浸して食べていきます。
ダシに天ぷらの油でコクが加わります。
ということで完食。
明治からあるうどん食堂ということで、どんなものか気になっていましたが納得。
気負いのないこの味とこのお店の雰囲気が、長く愛される秘訣なのでしょう。
毎日でも食べられるほっとするうどんでした。
次は開店早々に行って名物の手長タコ天ぷらを食べたいと思います。
#さぬきうどん
#うどん県
#香川県
#麺スタグラム
#香川
#はなや食堂
