香川県ナンバー１の鍋焼きうどん ＠まるやうどん二代目
まるやうどん二代目
このお店の前を通るたびに、どんなうどんを出す店か気になっていた。
「鍋」というでっかい文字が鍋焼きうどんの容器の形をした線に囲まれている看板。
ひと目で鍋焼きうどんが看板メニューであることがわかる秀逸な看板だ。
ようやく訪問することができた。
１１号線沿い、善通寺市の北部にあるお店。
店内はとてもキレイ。
店内は横にひろく、左右２つに別れている。
入り口のある右側に注文口と調理場、左側には座敷席とテーブル席だけがある。
左右に広いお店でキャパシティは大きい。
鍋焼きうどん専門のお店かと思ったら、他のメニューもたくさんある。
鍋焼きが一番のオススメであることは確実だが、しょうゆやカレーうどんもおすすめのようだ。
お昼時にいったが、鍋焼きうどんを注文している人は少なめ。
暖かい時期だからということもあるだろうが、普段使いのうどん店として利用されているのだろう。
せっかくなので、鍋焼きうどんを注文。
小が７２０円。
調理時間がかかるので、札だけを持って待つ。
５分程して番号が呼ばれる。
鍋に入ったダシが煮込まれて泡を吹いて沸騰している、アツアツだ。
小皿と一緒にお盆に載せられてくる。
付属のお玉で小皿に取り分けていただく。
具材は豊富、かまぼこ、ねぎ、玉子、肉、おアゲ、しいたけ、えのき。
まずは麺から。
太めの麺で、外側が透明、中は白い。
噛むともっちりとした食感、釜揚げ麺のよう。
噛むとものすごい麺の旨味が溢れ出てくる！
この麺の旨味は相当なもの。
具材の味が染みているのだろうか？それとも麺自体のうまみか。
鍋焼きうどんを、オススメしているだけのことはある。
ダシも美味しい。
具材の旨味が溶け出して複雑な味。
そして、香りがこうばしい。
これは鍋の熱で麺が少しだけ焦げているからだと思われる。
こうばしい出汁というのも珍しいが、まさに鍋焼きならではだと思う。
飲み干したくなるダシだ。
豊富な具材のなかで目立っていたのは牛肉。
肉うどんではと思えるほど量が多い。
牛肉は原価が高いので少なめかなと思っていたらいい方向に期待を裏切られた。
甘さ控えめで出汁、麺にしっかりマッチしていて実においしい。
麺、出汁、具材、と全てにおいてレベルの高い美味しい鍋焼きうどんだった。
香川に来て鍋焼きうどんはあまり食べていないが、間違いなくトップ３に入るうまさだろう。
いや少なくとも自分のなかではナンバー１だ。
７２０円という値段がセルフ形式のお店なので、若干高めに感じてしまうが、食べてみれば納得、それだけの価値は充分にある。
ただ、７００円代と考えると身構えてしまう部分もあるので６９０円とかにしたらどうだろうか、かなり印象が違うと思う。
ともあれ一度でも食べれば、納得の美味しさだ。
今度は寒い季節に食べたい、体が温まって最高だろう。
ごちそうさまでした。
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