昭和を感じるお店のガツンとくるイリコダシ @宮武製麺所
宮武製麺所
宮武うどんと言えば、さぬきうどんを代表するうどん派閥の一つです。
くわしくは過去のブログをご参照ください。
「宮武」という店名をみるとついついうどん派閥である「宮武ファミリー」を思い浮かべてしまいますが、このお店は(おそらく)宮武ファミリーとは関係ありません。
というのも、こちらのお店には、宮武ファミリーのうどんであることを示す特徴がないからです。
ねじれが強い麺、かけうどんを「ひやあつ」「ひやひや」などと分類するなど、宮武ファミリーはファミリーに共通する特徴があるのです。
「宮武」というのは、香川県ではわりとメジャーな名字です。
単純にどこからの「宮武」さんが営業を始めた製麺所なのでしょう。
ちなみにこのお店、「さぬきうどん全店制覇攻略本」には掲載されていないお店です。
こちらの宮武製麺所、場所は仏生山にあります。
高松の南部、塩江温泉と並び温泉郷として注目されている場所です。
駅のすぐそばちょっとした商店街にあるうどん店で、あまり目立たず静かに営業しています。
クラシックなセルフスタイル。
注文口で注文してからセルフでカケダシを入れ、ネギや天かすをトッピングします。
注文はベーシックな
かけうどん小170円
にしました。
店内はテーブル2つにカウンター席があります。かなり狭めです。
まずダシをひとすすり。
すると舌にガツンとした衝撃が!
一瞬で口の中がイリコで満たされるイメージにつつまれました。
それほどイリコの旨味が効いています。
やや塩気が強めで、それがさらにイリコ感を強調しています。
イリコ好きにはたまらない美味しい出汁です。
麺はストレートで見るからに固めです。
いわゆる昔ながらの田舎麺で伸びはなく、ブツブツと切れます。
しかし噛み切るごとに、粉の風味と麺の旨味が味わえます。
小麦粉を食べている!という感じのする麺です。
イリコがっつりのダシによく合います。
ということで完食。
昔ながらのさぬきうどんを私は知りませんが、おそらくこれこそがそうなのでしょう。
お店の雰囲気も、うどんの味も昭和感たっぷりで、最高です。
あのイリコダシのうまさはくせになりそう。
イリコ成分が不足してきたときに飲みに行きたくなるお店です。
ごちそうさまでした!
個人的評価(★5点満点)
メン ★★★
ダシ ★★★★
オプション (なし)
ロケーション★★★★
サービス ★★★
コスパ ★★★★
総合おすすめ度 ★★★
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