この麺は田舎麺の最高峰かもしれない @(丸亀)渡辺
(丸亀)渡辺
さぬきうどん界にいくつか存在している流派の一つに「渡辺」ファミリーがある。
高瀬町にある「渡辺」という有名うどん店で修行をしたお弟子さんが開業したり、店主の親族などが独立したお店が、「渡辺」ファミリーと呼ばれる。
そんな渡辺ファミリーの1つが、丸亀にあるうどん店「渡辺」である。
店名は「渡辺」だけのようだが、高瀬町の「渡辺」と区別するために(丸亀)と併記されていることが多い。
丸亀渡辺のある丸亀市北部は、なかなかのうどん激戦区。
そんな中でも、渡辺は人気店として頭一つ抜け出ている印象がある。
お店はパッと見は、大きめの1軒屋といったところ。
しかし入店すると印象が変わる。
なんというかとてもオシャレ。
店内はジャズのような音楽がかかっており、白とダークブラウンを基調にして落ち着いた雰囲気を醸し出している。
うどんを出していなかったらカフェだと言われても違和感がない。
一般店なので着席してメニューを決める。
肉うどんがおすすめとの情報を得ていたので、肉うどん小450円を注文。
しょうが、天かす、ネギといった薬味は、小瓶に入って卓上に置いてある、この辺もオシャレだ。
このようなタイプの薬味の置き方をしているのは、綾歌町の「麦香」もそうだったな〜などと思いつく。
しばらくして到着。
麺のうえに肉、そして緑のネギが載せられている。
まずは麺のみ。
うーん、うまい!思わず唸ってしまった。
まず、伸びるタイプのコシがある麺ではない。
田舎麺と呼ばれるタイプの固めのコシだ。
歯が麺に食い込む食感があり、プツッと小気味よく噛み切れる。
それでいて、固すぎない。その固さが、絶妙なのだ。
田舎麺で固すぎる麺だと、生煮え感や粉っぽさを感じることがあるのだが、この麺にはそれが一切ない。
田舎麺、固コシの麺のいいところだけを引き出している。
当然麺のうまみがしっかりとある、これだけうまみのある麺は多くない。
そして手切りのためか、若干麺の太さにばらつきがあるのも面白い。
固コシの麺だけあって、太さがそのままコシの強弱に変わるので、食感の変化がしっかり感じられる。
これは美味しい麺だ、固コシ系の麺では一番の美味しさかもしれない。
肉をいただく。
想像に反して、あまり甘くない。
ダシのなかにお肉が浸っていたので、ダシに甘みが逃げたのかもしれない。
肉本来のうまみがあって美味しい。
ダシは、甘め、もともと甘めのダシを使っているようなので、肉の味でさらに甘くなっているのかも。
しかし、ダシ本来のコクもあって美味しい。
最初から入っている、長めに切った細ねぎの青い部分がいい仕事をしている。
肉と一緒に食べると、肉のクセを打ち消して旨みだけを口の中に残していってくれる。
これはうまいわ。
ということで、麺の美味しさに感動しているうちに完食。
本当に美味しい麺だった。
ぜひとも冷たい麺でも食べてみたい。
こちらのお店、QRコード決済のペイペイが使用できるし、カードも使用可。
なるべくキャッシュを使いたくない派にはありがたい。
天ぷらとおでんはセルフだったが、一部の天ぷらはオーダーすると揚げたてで出してくれるらしい。
揚げたてのとり天は、さぞかし美味しいだろうな〜
お店の雰囲気もいいので女子ウケもしそう。
ごちそうさまでした!
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