うどん店で食べる冷やし中華「ひやちゅう」が絶品だった @手打ち麺や 大島
手打ち麺や 大島
大島という名前のつくうどん店は、香川県に数店舗ある。
それらを整理すると以下のとおりになる。
「手打ち麺や 大島」・・今回訪問したお店。旧「馬淵うどん」。うどん・そば・中華麺が食べられる。
「おおしまうどん」・・ひらがなで表記される。こちらも、うどん・そば・中華麺がある。
「元祖わかめうどん 大島家」・・わかめうどんで有名。お店に電話すると「大島家」ではなく「はい、わかめうどんです」と言うらしい 笑
この3店、いずれも場所が近く、また大島とおおしまうどんはいずれも「うどん・そば・中華麺」が食べられるなど共通点があり、非常に紛らわしい。
大島家は、かわめうどんが有名なので「わかめうどんの大島」と呼ぶといい。
そして、「手打ち麺や 大島」は旧屋号の馬渕うどんが現地の人には知られているようなので、「旧馬渕うどんの大島」と言えばいいだろう。
最後の「おおしまうどん」は、特に思いつかないが「ひらがなのおおしまうどん」と言えばいいかな 笑
以上、人生においてまず役に立つことはない「大島うどん」の区別の方法でした。
ということで、今回訪問したのは、旧馬渕うどんの大島。
こちらのお店は、うどん・そば・中華麺の3種類の麺を食べることができ、また注文後セルフで好き勝手に麺を仕上げて食べることができるのが大きな魅力。
注文を聞かれてるときには「何玉食べますか?」と聞かれるのも特徴的だ。
これは、ラーメン二郎のトッピングを聞かれる際の決まり文句「ニンニク入れますか?」と同じようなもの。
「何玉食べますか?」と聞いてはいるものの、実質的には「何をどれだけ食べますか?」と聞かれているのと同じだ。
というのもこのお店では、うどん・そば・中華麺の3種類の麺が食べられるので、例えばそばを食べたければ、「何玉食べますか?」との問に「そば1玉」などと答えなければならないからだ。
また、この店名物の肉皿を頼むときもその旨を伝える必要がある。
単に「1玉」という答えだけだと、自動的にうどん1玉になってしまい、永遠にそばや中華麺を食べることができない。
二郎の「ニンニク入れますか?」が、単純にニンニクのトッピングの有無だけを聞いているのではなく、野菜やアブラ、味の濃さなど全般について聞いているのと同じことである。
ややこしくなってしまったが、ようするに「何玉食べますか」との問に対しては、自分が食べたいものを答えればいいのだ。
この日は、かねてより夏季限定メニューで、とても美味しいという情報を得ていた「ひやちゅう」を食べることにする。
「ひやちゅう」とは、ようするに冷やし中華のことで、冷たい中華麺のこと。
単に水でシメただけの中華麺ではなく、提供する前にあらためて水で冷やすという一手間を掛けてくれる。
これによって、麺の冷たさが増すとともに、麺のプリプリ食感が増幅するのだ。
中華麺一玉だけだと少し食べたりない気がしたので、そばも1玉追加、中華麺と一緒に冷たくしてもらう。
このお店は、丼に入った麺を受け取った後は、客がセルフで仕上げて食べるというとても自由なスタイル。
「ひやちゅう」ならぬ「ひやそば」もしてくれるのがうれしい。
肉皿170円も忘れずに注文。
これは小皿に盛られた肉で、ゴボウと一緒に甘めに煮てある。
このお店、麺の種類にかかわらず
1玉220円
2玉300円
3玉390円
4玉460円
という明朗固定料金。
肉皿をつけても2玉470円という安さがありがたい。
麺と肉皿を受け取って、後方にあるセルフ仕上げコーナーへ。
まずはベースとなるダシ。
温冷のかけだし、温冷のつけだしがある。
つけだしは、当然濃い目のダシなので、ぶっかけダシにもなる。
かけだしだと、やや味が薄いかなと考え、つけだしを丼に注ぐ。
そこから、いろいろとトッピング。
まずはネギ、ネギをすくうスプーンが小さすぎてとりにくい・・・、ここは改善して欲しい。
そしてすりゴマ、つりのリールのように取っ手を回すタイプの容器。
天かす、後でいれるマヨネーズとの相性がいいのでたっぷりと。
ラー油を一まわし、この辛さが癖になる。
さらにごま油を2周ほど、ごまの香りがたまらない。
仕上げに、マヨネーズ、線状にでるタイプの容器なので美しく。
以上で完成。
カウンター席に座っていただく。
まずは中華麺。
一口食べると、思わず「うまっ」という声が出てしまう。
この中華麺、いままでうどん屋で食べた中華麺の中で一番うまい!
なんというか、旨みがあるというか、甘みがあるというか、はっきりとした味、美味しさを感じるのだ。
いままで食べた中華麺は、麺自体の味というより、ダシや具材との絡みで味わっていたが、この中華麺は麺の味だけで勝負できるうまさ。
これは絶品だ。
そばも、なかなかいい感じ。
いわゆる香川式のそばで、かなり小麦粉が多そうだが、うまみがある。
まずは、中華麺だけ、そして、そばだけ食べる。
ある程度食べたら全体をしっかり混ぜて、まぜ冷やし中華にする。
マヨネーズがつけだしに溶けて混ざりなんともいえないうまさ!
途中で肉皿の肉も投入し、さらにウマウマ。
肉皿は、ゴボウが一緒に煮込まれていていい風味。うまい!
夢中で食べていたらあっという間に完食。
あー美味しかった、これは今年の夏中食べまくりたくなる味。くせになりそう。
大島の「ひやちゅう」はその噂のとおり絶品であった。
自由度の高い店なので、アレンジがいろいろできそう。
つけだしにかけだしをミックスするとか、うどんと中華麺にするとか・・
また近い内にくることだろう。とりあえず今度はひやちゅうにうどんをプラスだな。
ごちそうさまでした!
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